こんにちは、カスミライフです。
今回は以前より行ってみたかった「角川武蔵野ミュージアム」に実際に行くことが出来たので紹介したいと思います!
開業当時からいつか行ってみたかった…!(2020年開業)
サジェストに「何もない」が出る事で(一部)有名な「ところざわサクラタウン」の感想も併せて!
角川武蔵野ミュージアムとは
所在地は埼玉県所沢市にございます。JR武蔵野線「東所沢」駅から徒歩約10分となってます。
私は最初ただの美術館だと思っていたんですが公式サイトを見るとこのように記載しています。
人間と自然が折り合ってきた悠久の大地、武蔵野の地に2020年オープン。
角川武蔵野ミュージアム|ところざわサクラタウン
図書館、美術館、博物館が融合したまったく新しいコンセプトの文化複合施設で、ところざわサクラタウンのランドマーク的存在。
アート、文学、博物などのジャンルを超えてあらゆる知を再編成した、世界で他に類を見ないミュージアムです。
図書館、美術館、博物館が融合した文化複合施設という事らしいです。
実際に訪れた感想としてはめちゃくちゃお洒落な図書館っていう感じでした。
因みに2020年第71回NHK紅白歌合戦で「YOASOBI」が歌った場所として脚光を浴びました。
さっきから出てくる「ところざわサクラタウン」って?
それは私が聞きたい…。
と言いたい所なのですが、公式サイトにはこう書いてます。
クールジャパンが、ここにある。
KADOKAWAによる日本最大級のポップカルチャー発信拠点が所沢市に誕生。
ところざわサクラタウンとは?|ところざわサクラタウン
ミュージアム・イベント・レストラン・書店・オフィス・神社
あらゆる文化をひとつにしたクールジャパンの拠点として世界中のお客様をお迎えします。
一体何を言っているんだ…?
そう思う方も居るでしょう。私もその一人です。
簡単に説明すると「ところざわサクラタウン」という複合施設の中のひとつに「角川武蔵野ミュージアム」という施設があるというようなイメージです。
所沢市とKADOKAWAが共同でクールジャパンの総本山の目指しているそうです。
す、すごーい
圧巻のミュージアム、やはり見どころは本棚劇場
角川武蔵野ミュージアム含め、他にも訪れた個所があるので併せて紹介していきたいと思います。
電車で来た場合は東所沢駅より約10分ほど歩くのですが、周りには何もないです。写真は撮り忘れてしまってないのですが、道中のマンホールに角川由来のキャラクター達がいます。いわゆるご当地マンホールというやつでしょうか?そちらを発見しながら歩くのも楽しいかもしれませんね。
注意なのですが、東所沢駅からGoogleマップで経路を選ぶと公式が案内しているものと異なるルートが表示されます。その場合後ほど紹介する「武蔵野樹林パーク」を通らないルートになりますので注意してください。
通り道にある「武蔵野樹林パーク」
駅前の案内の通りに進んでいくとこの公園を突っ切っていく形になります。案内通りに進むと必ず訪れる公園ですね。因みにこの公園の中にアート空間「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」が常設展示してあり、 隈研吾氏設計の飲食施設「武蔵野樹林カフェ」があります。
チームラボは有名なので知っていたのですが、隈研吾さんの作品も調べてみると有名な作品ばかりでした。根津美術館や国立競技場、それに角川武蔵野ミュージアムも隈研吾さんの作品だそうです。
この武蔵野樹林カフェは公園内の道の横に普通に建っているのであまりじっくり見ていませんでした…。もっとしっかり見ておけば良かった!(とりあえず撮っていた一枚)
それと気になったのですが「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」というアート空間、こちら有料で中に入ることが出来るのですが外から丸見えなんですよね…。因みに中に入るには入場料は1000円(税込み)です。
いざ「ところざわサクラタウン」へ
武蔵野樹林パークを抜けると「ところざわサクラタウン」の入り口です。ランドマークである角川武蔵野ミュージアムは遠くからでも異質なデザインが目を惹きます。
公園を抜けた入り口のすぐ脇に水遊びできる場所がありました。調べた所、名称は水盤というらしく夏季期間中は開放されていて遊ぶことができるそうです。訪れた当日も天気が良かった為、お子様達が遊んでいました。暑い日は涼しくて気持ちよさそう。
本棟にレストランや書店、オフィスが入っています。こちらもデザインがすさまじくなかなか移動が大変そうでした。本棟の中には㈱KADOKAWAの新オフィスやN高のスクーリング施設が入っているようです。
KADOKAWA直営の体験型書店「ダ・ヴィンチストア」
本棟の中には書店もあります。
KADOKAWA直営の体験型書店という事なのですが私が訪れた時は特にイベント等もなく、普通のおしゃれな本屋さんという感じでした。
発見を体験する、連想を体感する
トップページ|ダ・ヴィンチストア
ダ・ヴィンチストアは「発見と連想」をコンセプトにした、KADOKAWA直営の体験型書店です。
コンセプトをもとにした書棚「発見×連想ギャラリー」をはじめ、角川武蔵野ミュージアムの館長・松岡正剛氏プロデュースによる「EDIT TOWN QUBE(エディットタウン・キューブ)」など、今までにない読書体験を提供します。
さらに、KADOKAWAが誇るマンガ・ライトノベル作品をより楽しむための企画や、アニメデッキ、EJ アニメホテルと連動した“ ここでしか買えないグッズ” の販売も行います。
店内のイベントスペースやセミナールームでは、本に関連した様々な催し物を用意するほか、編集部門のノウハウを活用したワークショップや、KADOKAWAと所縁のある著名人をお招きしたイベントを実施します。
公式サイトの記載にもあるようにイベントやここでしか買えないグッズもあるそうなのでKADOKAWA好きはぜひ訪れたい場所ですね!
今、最も新しい神社「武蔵野坐令和神社」
なんと、このところざわサクラタウンの中には神社もあります!
正式名称は「武蔵野坐令和神社(むさしのにますうるわしきやまとのみやしろ)」 で通称「武蔵野令和神社(むさしのれいわじんじゃ)」というそうです。複合施設は数あれど神社がある場所はなかなかないでしょう(多分)
この神社、一見の価値ありです。お洒落すぎてよくわからない事になっております。しかもこの神社の天井画ですがなんとあのファイナルファンタジーシリーズのキャラクターデザインをつとめている天野喜孝さんの作品だそうです。
御祭神は主祭神に天照大御神(あまてらすおおみかみ)を相殿神には素戔嗚命(すさのをのみこと)を祭っているそうです。
めちゃくちゃ中に入りづらかったので私は外から眺めるだけにしておきましたが興味がある方はぜひ中に入ってみてください。因みにこちらの神社のデザインも隈研吾さんがしているそうです。
社員食堂&まちのレストラン「角川食堂」
ちょうど訪れた時間帯がお昼近かったので、ミュージアムに行く前に「角川食堂」でお昼をとりました。
場所は本棟の3階に入っています。
一応社員食堂でもあるという事なのですが、普通のレストランのように気軽に入ることが出来ますので安心してください。ピーク時間より少し早く着いたので並びはしましたが15分ぐらい待つと案内され中に入ることができました。
入り口ではメニューとケロロ軍曹がお出迎え。
店内の雰囲気がすごく良かったです。キッズスペースもあったのでお子様連れの方にも過ごしやすいと思います。写真には写っていませんが本棚がいくつかあり、そこにある本を店内で読めるようになっています。
角川食堂では「⾓川⾷堂のカレー」がイチ推しメニューのようなのでそちらを注文させていただきました。
⾓川⾷堂のカレー
角川食堂オフィシャルサイト
角川食堂のカレーはオリジナルのスパイスミックによって誕生しました。 角川食堂でしか味わえないカレーは『所沢に訪れたら立ち寄りたくなるカレー』から『遠回りしてでも食べたいカレー』そして、 この角食カレーを食べる為に旅行をしたい』と思って頂けるよう日々進化しています。
ほどよく酸味の効いた野菜たっぷりのカレーでした。ポテトは単品です。
いよいよ「角川武蔵野ミュージアム」へ
腹ごなしもすみましたのでいよいよ「角川武蔵野ミュージアム」へ移動です。
入り口が少しわかりにくいのですが、本棟側を向いており方角でいうと南西側にあります。写真の下にポッカリ空いている部分が入り口になります。
近くで見てみると様々な模様の石を貼り合わせているんですね。すごい。
入ったすぐ脇に立っていた謎の一つ目小僧。こ、こわい。詳しく見なかったのですが、何かのイベントのものでしょうか?
角川武蔵野ミュージアムの入館料ですが、チケットにいくつか種類があります。
ミュージアムの中にも様々な施設があり、一応各施設ごとに入場料を払う事は可能なのですが割高になってしまうので現実的ではありません。
時期によって企画展をやっておりそちらも含め全て入場できるチケットもあるのですが値段が倍以上になってしまう為、企画展に興味がない方は基本的には「KCM スタンダードチケット(本棚劇場含む)」を購入した方がよいと思います。スタンダードチケットのお値段は1,400円(税込み)です。
購入は基本的にはネット購入ですが、当日チケットカウンターでも購入する事ができます。しかし日によっては並ぶことになるかもしれませんのでネットで購入した方がスムーズに館内を回る事が出来ると思います。
気を付けていただきたいのが休館日が「毎月第1・第3・第5火曜日(祝日の場合は開館・翌日閉館)」とそこそこありますので事前に開館しているか確認して訪れた方がよいでしょう。
ロビーには角川武蔵野ミュージアムの館長である松岡正剛さんのお言葉があります。奥に見えるのがインフォメーション及びチケットカウンターですね。
実際に館内を回っていきたいのですが、ここで私がおかしてしまったミスを皆様にしてほしくないのでルートの説明をさせていただきます。
スタンダードチケットで入る事が出来るエリアは1階(マンガ・ラノベ図書館他)と4階(本棚劇場他)と5階(武蔵野ギャラリー他)となっております。その中で4階がミュージアムのメインである本棚劇場のあるエリアです。
4階と5階がエリア内でつながっているのですが、必ず4階から行ってください。5階から行くと逆走ルートとなります。私は上から下った方が楽だと思い5階から行ってしまいましたが、4階から行くことを強くおすすめします。(本棚劇場の上映中に5階から逆走しているととても通っていける雰囲気ではない。)
1階にあるマンガ・ラノベ図書館は最初に行っても最後に行ってもどちらでも良いです。個人的には最後に回ってのんびり読書されるのが良い利用方法かもしれませんね。
こちらが本棚劇場です。20分おきにプロジェクションマッピングが上映されています。ここが紅白歌合戦の時にYOASOBIが歌った場所ですね。写真では分かりづらいかもしれませんが上の階と吹き抜けになっており、天井まで強い詰められた本棚は圧巻です。
他にも4階には荒俣宏氏の「荒俣ワンダー秘宝館」など本だけでなく展示品を楽しめるスペースもあります。「エディットタウン-ブックストリート」など実際に本を手に取って読む事が出来る場所もありますので時間の許す限りゆっくり過ごしてみても良いでしょう。
本棚劇場を抜けて階段を使い5階に移動する事ができるのですが、そこにも「アティックステップ」という荒俣宏氏の蔵所が並びます。4階のブックストリートとは違い、変わった本が多く配置されていますのでサブカル好きにはたまらないエリアです。
アティックステップを抜けて5階に上がると本棚劇場の吹き抜け部分へ到着します。
そしてそちらを更に進むと「武蔵野回廊」へ到着します。角川武蔵野ミュージアムがある武蔵野エリアに関する書籍や資料が並んでいます。
武蔵野に伝承が多く残る妖怪(神様?)のダイダラボッチがお出迎え。
木がたくさん使われていてとても落ち着いた空間でした。
5階のエリアに公式サイトのフロアマップには載っていないですが、「むさしのブックパーク」というエリアがあります。ハンモックやビーズクッションでくつろぎながら読書をする事ができます。「武蔵野」の雑木林をイメージした読書空間というコンセプトとの事。
その他にも5階には「SACULA DINER」というレストランも用意されています。こちらはチケットがなくても利用出来るようです。
そして最後に1階にある「マンガ・ラノベ図書館」へ向かいました。
夕方という事もあってかたくさんの人が各々の場所で読書をしていました。1階と中2階のような場所があり1階はマンガと絵本、中2階にラノベが配置されていました。
マンガの数はあまり多くはありませんでしたが、ラノベの数はかなりの物がありました。KADOKAWAといえばライトノベルを牽引してきた電撃文庫が有名ですが、KADOKAWA以外の様々な出版社の作品も取りそろえられているのでラノベ好きにはたまらない空間でしょう。
マンガ・ラノベ図書館へ一休みした後に帰路へとつきました。帰りにも武蔵野樹林パークを通るのですが、丁度「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」が点灯しているのが外から見えました。とても綺麗でしたが、今回は割愛させていただきます。
何もないわけではない…が!
いかがでしたでしょうか。
1日あればざっと回れるのですが、流石に夕方から行くと結構カツカツで移動しなくてはいけないのでお昼ぐらいから訪れるのをオススメします。
武蔵野樹林パークの「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」や夜のライトアップを見たい場合であればイブニングパスポートを購入して入館してもいいかもです。
個人的には本棚劇場目当てで訪れたのですが、実際来てみると角川武蔵野ミュージアムの建物自体のデザインに圧巻されました。こちら近くで見る事ができてよかったです。
企画展示は時期によって様々な物が行われているようですが、今回は追加料金払ってまで見てみたいと思うような展示ではありませんでした。
実は今回ミュージアム内の2階ロビーで芸人の平井“ファラオ”光さんがタロットカード占いを行っていました。遠目でしか見ていないのですがテレビで見ている方が普通に居たので驚きました。
総評ですがところざわサクラタウンの雰囲気や角川武蔵野ミュージアムの本棚劇場など見る事が出来てとても満足でした。しかし特別見たい企画展やイベントがない限り二度目を訪れる事はないでしょう。
それもこれもアクセスが悪い!
KADOKAWAのオフィスを複合施設にして一般の方にも楽しめるようにしているという考え方であればありなのかな?という感じでしたが逆にミュージアムを中心にしてオフィスも入っているという考えだとなかなか厳しいように思います。リピーターを作るのはなかなか難しそう。ご近所の方が来るにしても年パス等もないですし、ミュージアム内の本のレンタルなども行っていませんので…うーん…。
少し厳しめの評価になりましたが一度訪れてみる事をオススメします。実際、角川武蔵野ミュージアムと本棚劇場は圧巻で見る価値ありです。
まだまだ不慣れですが今後も様々な場所に行ってレビューをしていきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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